間もなく夏休み。楽しみにしていたマレーシア・ランカウイ島への旅行が近づいてきました。もう毎日ウキウキ、上機嫌です(´∀`*)♪
でも、ちょっと心配なことが。今回の旅行では、東京~クアラルンプール~ランカウイへと、飛行機を乗り継ぎます。私、マイルで個人手配旅行をするようになってから、乗り継ぎするのは初めてなんです。
これまでは子どもたちが小さかったので、直行便で行けて、飛行時間が短い旅行先ばかり選んできたんですよね。でも下の子も小学生になり、待ち時間も静かに過ごせるようになったし機内も楽しめるようになったので、今回、初めて乗り継ぎにチャレンジすることにしました。
プラン段階ではあまり深く考えていなかったんですけれど、よく考えたら、アジア随一の巨大ハブ空港・クアラルンプール国際空港での乗り継ぎですから、予習しておかないとマズイですよね?
マレーシアには一度、若い頃にマレーシア航空でペナン島に行ったことがあるんですが、たぶん直行便だったと思うんですよね…。パック旅行だったのでよく覚えていません(^-^; というか、当時はまだクアラルンプール国際空港ができてないか! そんなわけで、空港自体たぶんお初なのです。
さらに、今回は東京~クアラルンプール間はANA特典航空券を利用するので、クアラルンプール~ランカウイは別で個人手配をしました。この乗り継ぎは、けっこう難易度が高いのでは!?
そこで、家族を連れて迷わずスムーズに乗り継ぎできるよう、いろいろと調べて、旅の予習がてらまとめてみました(えー、わが家では旅の一切を私が手配しており、夫はついてくる感じです)。クアラルンプールでの乗り継ぎ旅行プランを検討中の方に、航空会社の組み合わせや、乗継時間を考えるうえで参考にしていただければ幸いです。
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- 日本~マレーシア間を運航している航空会社
- マレーシア国内線を運航している航空会社
- クアラルンプール国際空港の2つのターミナル
- フルサービスキャリア国際線→フルサービスキャリア国内線の乗り継ぎ
- フルサービスキャリア国際線→LCC国内線の乗り継ぎ
- LCC国際線→LCC国内線の乗り継ぎ
- 復路:国内線→国際線(クアラルンプール→日本)の乗り継ぎ
- KLIA~KLIA2の移動方法
- わが家の乗り継ぎをご紹介
- まとめ
日本~マレーシア間を運航している航空会社
日本~クアラルンプール間を直行便で運航しているのは、フルサービスキャリアではANA、JAL、マレーシア航空の3つ。LCCはエアアジアXのみです。
乗り継ぎ便で運航しているのは、シンガポール航空、タイ航空、ベトナム航空、キャセイ・パシフィック航空、ほか数社あります。
マレーシア国内線を運航している航空会社
クアラルンプール国際空港からマレーシアの各都市や離島に国内線を運航している航空会社は、フルサービスキャリアのマレーシア航空、準フルサービスキャリアのマリンドエア、LCCのエアアジア。
ほかにマス・ウィングスとファイアフライ航空という航空会社があるようですが、就航都市が少ないのでこの先の話では割愛します。
クアラルンプール国際空港の2つのターミナル
現在クアラルンプール国際空港には、フルサービスキャリアが発着するKLIA(ケーエルアイエー、またはクリア)と、LCCが発着するKLIA2の2つのターミナルがあります。両ターミナル間は約1.5km離れており、KLIAエクスプレス(トランジット)という電車か無料シャトルバス、タクシーで移動できます。
KLIAとKLIA2には、それぞれにメイン・ターミナルとサテライト・ターミナルがあります。KLIAのメインとサテライトは無人運転のエアロトレインで結ばれており、KLIA2のメインとサテライトは300mほどのスカイブリッジで結ばれています。
この全体の配置図を見たくて探したのですが、私が求めているものは見つからず…。仕方がないので、真面目ちゃんな私が(笑)空港ガイドとGoogle mapを参考にオリジナル図を作成しました。かなり大ざっぱです。
※上記はマレーシア政府観光局のTOURISM MALAYSIAのこちらのページを参考にしました。KLIAはクアラルンプール・インターナショナル・エアポートの略称なので、メイン・ターミナル、サテライト・ターミナル、KLIA2の3つに大別して表記されていることもあるみたいです。うーん、ややこしい。
下はGoogle mapの航空写真。ピンクの屋根がKLIA、白い屋根がKLIA2ですね。
※クアラルンプール国際空港公式サイトで空港ガイドやフロアマップが見られます。
フルサービスキャリア国際線→フルサービスキャリア国内線の乗り継ぎ
まずは、日本→クアラルンプールがフルサービスキャリア利用、マレーシア国内線がマレーシア航空かマリンドエア利用の場合。
ANA、JAL、マレーシア航空の日本→クアラルンプール直行便を含め、フルサービスキャリアのほとんどの国際線は、KLIAのサテライト・ターミナルに到着します。到着したら無人運転のエアロトレイン(無料)にのってメインターミナルへと移動(所要時間は3~5分程度)し、メイン・ターミナルで入国審査を受けます。
マレーシア航空、マリンドエアの国内線は、KLIAのメイン・ターミナルから出発します。
日本→クアラルンプールと国内線を通しで購入している場合は、制限エリア内の乗継ぎカウンターで入国審査を受け、バゲッジスルーで乗り継ぎできるようです。
例えばANAで東京~ランカウイ(ANA+マレーシア航空)の航空券を購入した場合は、下の図のように、制限エリア内で乗り継ぎ旅客専用の入国審査を受け、バゲッジスルーで国内線へと乗り継ぎができるので、とてもスムーズです。
(上の図はANAのWEBサイトより)
一方、日本→クアラルンプールと国内線が別予約の場合は、クアラルンプールで入国と預け荷物の受け取り、国内線へのチェックインが必要になることが多いようです。日本出発時に、航空会社のカウンターで確認をしましょう。入国が必要になる場合に備え、プラン作成段階では乗り継ぎ時間に余裕をもっておいたほうが安心です。
フルサービスキャリア国際線→LCC国内線の乗り継ぎ
次に、日本→クアラルンプールがフルサービスキャリア利用、マレーシア国内線がエアアジア利用の場合。
フルサービスキャリアのほとんどの国際線はKLIAのサテライト・ターミナルに到着しますが、エアアジアの国内線はKLIA2のメイン・ターミナルから出発するので、KLIA→KLIA2へとターミナルを移動する必要があります。KLIAのメインターミナルで入国し、預け荷物を受取り、KLIAエクスプレス(またはシャトルバス)で移動(乗車時間は5分程度)し、KLIA2で国内線のチェックインをすることになります。そのため、乗り継ぎ時間にはかなり余裕をもっておく必要があります。
マレーシア政府観光局のTOURISM MALAYSIAによると、各手続きの所要時間の目安は以下の通りで、KLIAからKLIA2への乗り継ぎには3時間以上開けることが推奨されています。
LCC国際線→LCC国内線の乗り継ぎ
最後に、日本→クアラルンプールがエアアジアX利用、マレーシア国内線がエアアジア利用の場合。
エアアジアXの日本→クアラルンプール便は、KLIA2のサテライトまたはメイン・ターミナルに到着します。エアアジア国内線はKLIA2のメイン・ターミナルから出発するので、ターミナル間移動はありません。
また、クアラルンプール国際空港でエアアジア→エアアジアへと乗継ぐ場合には、フライスルーというサービスを利用できることがあります。これがが適応されていれば、乗り継ぎ時に手荷物をピックアップする必要がなく、短い時間で乗り継ぎが可能です。詳しくはエアアジアのWEBサイトをご覧ください。
復路:国内線→国際線(クアラルンプール→日本)の乗り継ぎ
復路は、往路と逆のルートをたどり、クアラルンプール国際空港で出国審査を受けることになりますが、往路以上に乗り継ぎ時間に余裕をもっておいたほうがよいと思います。なぜなら、マレーシア国内線は、遅延がとっても多いようだからです。というか、基本的に遅延すると思っておいたほうがよさそうです。
また、往路でマレーシア国内線に乗り継げなかった場合と、復路で日本への国際線に乗り継げなかった場合を想定すると、後者のほうがかなりダメージが大きいですよね。ですから、復路は充分に乗り継ぎ時間に余裕をもってプランニングしておきましょう。
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KLIA~KLIA2の移動方法
KLIA~KLIA2への移動方法は、KLIAエクスプレス(トランジット)、無料シャトルバス、タクシーのいずれかです。
(写真はマレーシア政府観光局のTOURISM MALAYSIAより)
KLIAエクスプレス(トランジット)は、クアラルンプール国際空港とクアラルンプール市内の中心地・KLセントラルを結ぶ電車。KLIAエクスプレスはKLIA2・KLIA・KLセントラルの3駅にのみ停車、KLIAトランジットはKLIA2・KLIA・さらに3つの駅・KLセントラルの6駅に停車します。つまり、どちらに乗ってもKLIA・KLIA2には停まります。両駅の乗車時間は約5分、運賃は片道大人2MYR(マレーシアリンギット)=約56円、子ども1MYR=28円です。
わが家の乗り継ぎをご紹介
ANAの特典航空券をゲットしたあと、クアラルンプール~ランカウイへの国内線をどの航空会社で手配するか、悩みました。とはいえ、選択肢は日本語予約サイトがあるマレーシア航空とエアアジアの二択。
マレーシア航空は、何といってもターミナル間移動がないのがメリット。エアアジアは、何といっても安さがメリットです。一番心配なのはとくに復路の遅延ですが、どちらの航空会社も遅延するときはするようで、こればかりは運しだいかなという感じがしました。
往路はマレーシア航空を利用
結局、子連れ旅行ですし、空港での移動は最小限がよいかなということで、マレーシア航空が第一候補に。往路は、タイミングのよい便があり、4席確保できました。
ANAでKLIAのサテライトに到着し、エアロトレインでメイン・ターミナルに移動、マレーシア航空でランカウイへと出発します。
ANAデスクに電話で確認したところ、わが家のようにANA特典航空券+別手配でマレーシア航空の航空券を手配した場合、クアラルンプールで制限エリアを出る必要があるかどうかは、羽田でのチェックイン時に確認しないとわからないそうです。羽田でマレーシア航空のチケットを見せて聞くようにとのこと。
ANAの到着からマレーシア航空の出発までは、3時間45分。もしもイミグレを通らなくてすむのなら、3時間45分の乗り継ぎ時間はちょっと長いですね。でも、今の時点ではわからないので、念のため余裕をみています。
今回、ANAはビジネスクラス&プレミアムエコノミー利用なので、到着ラウンジがないかANAデスクに聞いてみましたが、残念ながらないそうです。プライオリティ・パスは、紐づけていた私のアメックス・ゴールド・カードを解約して使えなくなってしまったし。マレーシア航空のエコノミーフレックスの搭乗券を持っていれば、ゴールデンラウンジ国内線アクセスを有料で利用できるのですが(くわしくはこちら)、私たちの予約クラスはエコノミープロモなので、ダメっぽいです。
(写真はマレーシア政府観光局のTOURISM MALAYSIAより)
KLIAのメイン・ターミナル国内線エリアはショップやレストランが少ないようなので、もし時間が余りそうなら、ショップ・レストランが豊富なサテライトで時間を過ごすほうがいいですね。子どもたちは恐らく機内食の朝食は食べられない(起きられない)と思うので、食事をして、森林トレッキングを体験できる「ジャングルボードウォーク」にチャレンジするのもよさそうです。
ちなみに、マレーシア航空でクアラルンプールからランカウイへは所要55分、エコノミークラス運賃は税抜き大人148MYR(マレーシアリンギット)=約4,100円、子ども126MYR=約3,500円、1人あたり30kgまで手荷物OK。これに、有料で座席指定1人あたり11MYR=約300円をプラス。4人合計で税込674.14MYR=約18,700円を支払いました(運賃は便により異なります)。安いですね。これなら、あまりエアアジアと変わらないかも。
復路はエアアジアを利用
復路もマレーシア航空にしたかったのですが、始発便にのっても乗継時間が短くなる都合で、結局エアアジアを利用することになりました(ブログネタの都合じゃないですよ~)。何しろ、復路のANAは家族4人ではじめてビジネスクラスに搭乗するので、何が何でも乗り遅れるわけにはいきません!!(笑)
エアアジアでKLIA2のメインターミナルに到着し、手荷物をピックアップし、KLエクスプレスにのり、KLIAのメイン・ターミナルで国際線チェックインをし、手荷物を預け、エアロトレインでサテライトへと移動し、ANAで日本へと出発します。
ビジネスクラス専用チェックインが使えるので手続きにはさほど時間がかからないかもしれませんが、移動距離が長いのと、何といってもエアアジアの遅延が心配です。正直、何時間あれば確実に間に合うといえるのか、よくわかりません(笑)。
そこで1日10便ほどあるエアアジアの始発便を予約。もともとかなり時間の余裕を見ていましたが、予約後に出発時間が変更になり、さらに早まりました。その結果、エアアジアのの到着からANAの出発までの時間は、5時間20分になりました。な、長い…!
でもいいのです。復路はANAビジネスクラスに乗り継ぐので、今年の4月からANA指定ラウンジになったマレーシア航空のゴールデンラウンジを利用できます。ANAが出発するKLIAのサテライトにあるので、搭乗までここでゆっくり過ごすことになると思います。
また、もしエアアジアが遅延しなければ、ターミナル移動を急ぐ必要はないので、ショップが豊富なKLIA2でお土産を買ったり、スカイブリッジから飛行機を眺めたりするのも楽しそうですね。
(写真はクアラルンプール国際空港公式サイトより)
エアアジアでランカウイからクアラルンプールへは所要1時間10分、エコノミークラス運賃は税込み1人79MYR=約2,200円、これに、バリューパック(機内食、ホットシート座席指定、1人あたり20kgまで手荷物、遅延保証)などをプラス。4人合計で税込682.12MYR=約18,900円を支払いました(運賃は便により異なります)。安かったのでオプションを付けた結果、往路のマレーシア航空よりちょっと高くなってしまいました。
まとめ
こうして予習していると、今回の旅行でANAのプレミアムエコノミー、ビジネスクラス、マレーシア航空国内線、エアアジア国内線と、4回も飛行機にのれることがすごく楽しみなってきます。また、クアラルンプール国際空港で両方のターミナルを行き来できることも楽しみです。
さて、いざ乗り継ぎをするときには、この予習が功を奏し、想定外のことやトラブルなくスムーズに乗り継ぎできるでしょうか。旅行後に、答え合わせと復習をしたいと思います!
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