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ママとして陸マイルをためる日々のあれこれを綴ります

子連れ旅行とSFC(4) SFC修行と子連れ旅行をくっつけるのは難しい!? 失敗から学んだ4つの教訓

 

【追記】現在はANA国内線特典航空券の予約開始時期が「2カ月前」→「運航ダイヤ期間ごとの一斉予約」へと変更になりました。この記事を書いた当初より、SFC修行に合わせた予約が取りやすくなったのではないかと思います。

国内線特典航空券のルールが変更になります | ANAマイレージクラブ

 

一昨日、2018年最初のフライトをキャンセルしました( ;∀;) これは、私のSFC修行の記念すべき第1回目、初プレミアムクラスとなるはずのフライトで、とっても楽しみにしていたのですが…。残念!! 

じつは、SFC修行にくっつける形で家族旅行をしようと思っていたのですが、予約が思うように取れなかったのです。お子さんがいる方は、私のように、修行の一部を家族旅行にくっつけようと考える方が少なくないのではないでしょうか。

でもですね、これ、思っていた以上にハードルが高いです(´-ω-`) 予算的に余裕があれば難しくないでしょうが、私のようになるべく現金の持ち出しなしで全部マイルで賄うというスタンスだと、知識と戦術と経験が必要だと感じました(笑)

今回の経験からいくつかの教訓を得ましたので、今後に生かすべく、まとめておきたいと思います。同じことにチャレンジされる方の参考になれば幸いです。

 

★SFC取得のメリットについてはこちらの記事をどうぞ。

 

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わが家は毎年冬に、家族で雪遊び旅行に行っています。今年は、私のSFC修行とくっつけて、年明け早々に北海道に行こうと計画していました。家族全員の都合がつくのは1月6~8日の2泊3日。成田~千歳を利用します。

SFC修行と家族旅行をくっつけるために、私がこなすべきミッションは3つ。

  1. 私の分のプレミアム旅割28を確保(ANAマイルをスカイコインに交換して支払う)。
  2. 家族3人分の特典航空券を確実に押さえるために、いったんダミーの日程で予約する。
  3. 家族3人分の特典航空券の予約を、本命の日程に変更する。

さて、私はどこでしくじったのでしょうか?(笑)

 

ミッションを振り返ります

ミッション1:私の分のプレミアム旅割28を購入

去る8月27日14時~のプレミアム旅割28の発売日。張り切って発売開始前からPCを立ち上げてスタンバイし、私のチケットを以下の内容で確保しました。これは、意外とあっさり取れました。

ANAマイルをスカイコインに交換し、支払い期限の翌日8月28日までに支払いもバッチリ済ませました。旅程は以下の通り。

  • 往路:2018年1月6日 成田→千歳(プレミアム旅割28)
  • 復路:2018年1月8日 千歳→成田(プレミアム旅割28)

往復で34,680円、3,350ppを獲得予定。pp単価は10.3円とよくはありませんが、家族旅行をくっつける都合上、やむをえません。このことは、SFC修行することを決心したこちらの記事にも書きました。 


ミッション2:家族の分の特典航空券をダミーの日程で予約する

次は、上記と同じ日程・同じ便で家族3人分の特典航空券を予約します。

1月6~8日というのは、成人の日を含む3連休です。年始休みともくっつけられるタイミングだし、北海道のスキーリゾートはベストシーズンなので、かなりの激戦が予想されます。きっちり準備をして臨まないと!

国内線特典航空券は、往路の2カ月前の同日9:30から予約が可能になります。つまり、1月6日の便は11月6日9:30から予約が可能になります。このとき、復路もいっしょに取ることができます。ただし、往路の出発日から14日以内の便に限ります。つまり、往路が1月6日の便なら、復路は1月6~20日の便を予約できることになります。

このルールに従って予約しようと思うと、通常は1月6日の9時過ぎからPC前にスタンバって激戦に臨もうと考えますが、確実に押さえるためにはそれでは遅いのです! 

  • 国内線特典航空券は、「往路の出発日から14日以内の復路が予約可能」
  • (国際線も含めて)特典航空券は、「何度でも無料で日時・便を変更できる」

この2つの特性をうまく利用して、もっと早く確保するワザがあるのです。私は今回、はじめてそのワザを使うことにしました。

そのワザには、(1)「復路」を確実に押さえる方法、(2)「往路」を確実に押さえる方法の2つがあります。私は、(2)を選択しました。

 

具体的な方法については、テラヤマアニさん(id:kowagari)のこちらの記事がとてもわかりやすいです。私もこの記事を教科書代わりに、カレンダーとにらめっこして計画を立てました。

 

私のケースでは、1月6日成田→千歳(本命の往路)をダミーの復路として予約し、確実に押さえます。ダミーの往路は、その14日前の12月23日千歳→成田とします。この予約は、12月23日の2カ月前、10月23日に可能になります。

ダミーの往路の12月23日千歳→成田は、後日、1月8日(本命の復路)に変更する予定です。つまり、出発地と到着地を入れ替えることになります。これはルール違反ではありません。

さて、10月23日。9:20には準備万端整えて、PC前にスタンバイしていました。ANA公式サイトの国内線特典航空券予約ページを開き、千歳・成田の空港名も入力し、日付を選択して、「検索する」ボタンにカーソルを合わせて、その時を待ちます。ドキドキ…(;・∀・)

スマホの時計の秒表示が、57、58、59…「9:30」になると同時に、「検索する」をポチッ!! すると…。

 

(´゚д゚`)エエエー!!

 

ダミーの12月23日の千歳→成田は取れるんですが、肝心の1月6日の成田→千歳が満席です!(普段は1日1便なんですが、この時期は1日2便あります)

 

二度見して、

 

(´゚д゚`)エエエー!! 

 

って、こんな顏してる場合じゃないです。切り替えて行こう。切り替えていこう。ええーーーーーっと!! 

この際、家族には羽田から行ってもらおう!!(゚д゚)!そうしよう。それなら空席がありました。ということで、何とか1月6日の同じ時間帯に千歳に到着する特典航空券を確保できました。フ―――――――ッ! この時点で、家族の特典航空券は以下の通り。

  • 往路:12月23日 千歳→羽田(特典航空券)※ダミー、あとで変更予定
  • 復路:1月6日 羽田→千歳(特典航空券)★本命の往路を確定!

ハイシーズンなので1人18,000マイル、3人分で54,000マイルを使いました。あとは、ダミーの12月23日の往路を、本命の復路である1月8日に変更する必要があります。それが可能になるのは、実際の往路となる1月6日の2カ月前の同日9:30、つまり11月6日の9:30です。

 

ミッション3:家族の特典航空券の日程を変更する

ラストミッションを控え、万全を期すために、数日前にシミュレーションしてみることにしました(笑) しかし、そこである事実が発覚。予約確認ページの詳細を開くと、「予約変更」のボタンがグレーアウトしてクリックできないのです。

調べてみると、ファミリーマイルを利用した特典予約はWEB上で変更できないと書いてありました。なーーぬぅーーー!?(;゚Д゚) 

※国際線はできたような気がするんですけど、確かではありません。

 

ちょっと待って。普段デスクに電話をするのは苦手ではないんですけど、今回は出発地と到着地を入れ替えるという、明らかに策略的な変更ですよ。これはちょっと気が重いなぁ…。はい、これが1つめです。覚えておきましょう。

  • 【教訓】変更前提のちょっとおかしな予約には、ファミリーマイルを使わない! 

こういう電話は苦手!という方は、本会員のマイルのみで予約したほうがよさそうです。私は今回は予約してしまいましたから、電話で変更するしかありません。それにしても、シミュレーションしておいてよかった!

 

そして11月6日、ついにその日が来ました。午前中の予定をすべて白紙にして決戦に臨みます。

電話の場合、デスクのお姉さんに9:30ちょうどに変更後の希望便を検索してもらう必要があります。なので、電話をかけるタイミングが難しい。早くつながりすぎると、「9:30前なので手続きできません」と言われてしまいます。

私が電話をかけたのは9:25頃。思ったより早くつながって、自動音声も終わって、ちょっと焦ります(笑) 担当のお姉さんとつながりました。あと4分、持つかな?  横に置いた時計とにらめっこしながら、「こういう予定を、このように変更したいのですが…」と、なるべく時間をかけて丁寧に説明。

お姉さんの反応は、「ご出発地とご到着地が入れ替わる形でよろしいでしょうか!?」と、少し驚かれているようでした。電話でこういう変更をするケースってあまりないのでしょうか(^-^; 

でも、当たり前ですが「なんで逆で取ったんですか!」とか突っ込まれることはなく、とても丁寧に対応してくださいましたので、もし電話をかけることになってもご安心ください(笑) 

そして、ちょうど変更内容の確認が終わったところで「この内容ですと、本日の9:30からご変更が可能ですので…、あ、今ちょうど9:30になりましたのでお調べいたします」

もう、私の問い合わせトーク、神(笑)

 

しかし、ですね。お姉さんのガッカリした声が続きます。

「申し訳ございません、1月8日の便はすべて満席でございます」

 

( ;∀;)

 

そう、ですか。ありがとうございました。また考えて電話します…。

 

 

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ここから反省文です

今回の失敗を振り返り、よーく考えました。今ならわかります。どこが間違っていたのでしょうか。皆さんはどう思われますか?

 

1.特典航空券は、復路を確実に押さえるべきだった

私、なんで往路を押さえる方法を採用してしまったんでしょうか。これは完全に失敗でした。今回の場合、「年始休みにくっ付ける人が多い」ことまで予測していたんです。その人たちは、きっと1月9日から仕事や学校が始まるはず。ってことは、1月8日に帰りたいはずなんです。予約が集中するのは、どう考えても復路です。ここはホント浅はかでした。

実際、11月6日時点で、1月6日の羽田→千歳は、少ないながらもまだ残っていたんですよね。特典航空券を2カ月+14日前にとるワザを使うとき、ほぼ確実に押されられるのは往路か復路かどちらか一方です。ですから、より取りにくいのはどちらなのか、よ~~~く考えないといけないですね。

  • 【教訓】特典航空券で確実に押さえるのは往路か復路か、熱が出るほど考えよう!

 

2.特典航空券に頼らず旅割で家族分も予約しておくべきだった、かも。

もう一つの方法として、家族分も旅割75で同じ便を確保しておけばよかったかなとも思います。比べてみましょう。

特典航空券の場合、この時期はハイシーズンなので、成田~千歳の往復には1人あたり18,000マイル必要です。

しかし、旅割75を発売開始日に確保していれば、正確な金額はわからないのですが、成田~千歳の往復で13,100~22,600円でした(ANA「旅割」各種運賃より)。いちばん高い22,600円だったとしても、それをスカイコインで支払うために必要となるマイルは、22,600÷1.6=14,125マイルです(ANAゴールドカード会員の場合)。

有償で旅割を買うほうが、少ないマイルで済んだということです。発売開始日はすごくシステムにつながりにくかったし、恐らくこれも激戦だったと思いますが、特典航空券よりは取りやすかったんじゃないかなと思います。

しかし、この方法にはリスクも伴います。特典航空券なら予約の変更が可能ですが、旅割は変更不可です。また、出発日の55日前から、段階的に取り消し手数料が発生します。

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インフルエンザのリスクもある1月の子連れ旅行、急なキャンセルになる可能性も考える必要があります。そうすると、特典航空券のほうがいいかな、と思ったんですよね。でも、今回のように激戦となる日程では、キャンセル覚悟で旅割を利用することも検討したほうがいいのかなと思いました。

  • 【教訓3】特典航空券にとらわれず、有償航空券も視野に入れる!

 

その後、いろいろ考えたこと

さて、私の手元に残ったのは、12月23日に千歳を出発するダミーの予約(笑) とりあえずこれを変更するのか、キャンセルするのか、何か考えないといけません。キャンセルすると、1人あたり3,000マイルの手数料が必要です。3人分で9,000マイル。うううーーーーむ、もったいない!

 

1.特典航空券の日程を変更する

日程を変更するとして、雪遊びができる期間で唯一都合がつきそうなのは、2月10~12の三連休。しかしですね、このタイミングって、札幌雪まつり期間中なんです。さらに、春節の直前です。たぶん1月6~8日以上の激戦になるんじゃないでしょうか。この予約ができる日まで待って取れなかったら、もう後がありません。そうなったら、今年の冬は旅行に行けない。そんなのいやだ。

 

2.特典航空券をキャンセルして、ほかの方法でチケットを取る

仕方がないので、9,000マイルの手数料を払って特典航空券をキャンセルし、ほかの方法で千歳へ行くことを検討します。

(1)まず、少しくらい高くてもいいから、私のプレミアム旅割28と同じ便の有償航空券をスカイコインで買おうと思いました。→しかし、復路が残り2席しかなくアウト( ;∀;)

(2)ANAマイルでバニラエアの特典航空券は? →残ってるわけないですね( ;∀;)

(3)バニラエアのチケットを買う? →連休中はLCCも高い( ;∀;)

(4)JALマイルを利用してJALで! →口座に100マイルしかありませんでした( ;∀;)

(5)そうだ! 先日アメックスリワードポイントから移行申請したブリティッシュエアウェイズ(BA)のAvios(マイル)を利用してJALで! →まだ口座に反映されてませんでした( ;∀;)

 

…と、このようにいろんな方法を模索していたところ、ふと気付きました。修行とくっつけることをあきらめればいいのでは!?(´・ω・`)

 

結局、どうしたかといいますと

改めて自分の胸に「どうしたいの?」と問いかけてみると、こんな返事が返ってきました。

  • 特典航空券をキャンセルしたくない!
  • 冬休みに旅行に行きたい。行きたいったら行きたい! だって、すっかり行くつもりになっていたから。
  • 北海道で海鮮を食べて温泉入ってビール飲んでのんびりしたい!(雪遊びはどこ行った!?)

検索してみると、12月中なら、全員が都合のつく日に東京~千歳の特典航空券がけっこう残っていたんです。年内なら修行には関係なくなるので、私の分も追加で特典航空券を取ればいいのです。

せっかく取れたプレミアム旅割28をキャンセルしたくない気持ちもありますが、この時点で61日前に当たるため、取消手数料は発生しません。かかるのは、払戻手数料430円×2のみ。修行は1年かけてゆっくり進めるつもりなので、また新たに予約を取ればいいのです。

これなら冬休みに旅行に行けるし、海鮮食べて温泉入ってビール飲んでゆっくりできます(*^^*) というわけで、再びANAデスクに電話をし、家族の特典航空券の日程を12月に変更してもらい、私の分も追加で発券してもらいました。続いて、ホテルとレンタカーの取り直し。もうなんだか、ほぼ1日仕事になってしまいました。

 

最後に(まとめ)

今回、初めてSFC修行と家族旅行をくっつけるということにチャレンジしましたが、見事に玉砕しました。自分のSFC修行は(プレミアムクラスの)有償航空券、家族分は特典航空券を利用しようと思うと、予約開始日やキャンセル・変更の可否が異なるチケットを扱うことになります。ここが、なかなか難しいところです。

国内線は特典航空券の予約開始が2カ月前なので恐らく有償を先に、国際線は特典航空券の予約開始が355日前なので恐らく有償が後になります。

予約のタイミングがずれるので、一方を予約するときには、もう一方を予約できるかどうかがわわかりません。旅行期間が繁忙期ならなおさらです。最悪、先に取ったほうを無駄にしてしまう可能性もあるわけです。そういうことも考えて、計画を立てる必要がありますね。

今回に関しては、SFC修行とはくっつけられなくなったものの、とりあえず旅行には行けるし、損失も860円で済んだのでよかったです(*^^)v 

 

じつは、夏休みにもSFC修行と旅行をくっつけようと目論んでいるのですが、どうなることやら。今回学んだこととして、最後に以下の教訓を掲げたいと思います。

  • 【教訓4】一つの方法に執着せず、いろんな方法を同時進行で考えながら、柔軟に対応できるように準備しておくことが大事!

ご清聴(?)ありがとうございました。

 

 

★ゴウタロウさん(id:goutaro)と旅Mさん(id:investravel)も、同じ3連休の特典航空券の獲得方法について記事にされていました。

  

 

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